マンション管理新聞の記事に、東京都の既存分譲マンションについての記事が掲載されていました。8911戸を対象に管理費・修繕積立金の設定額等が調査されたものですが、その区分に管理形態データがありました。そこには回答者の424戸、4.8%が自主管理であるとのことでした。築年数別では築30年以上で自主管理マンションの比率が高く、40年以上では17.8%が自主管理マンションとなっており、考えていたものよりも多いとあらためて気が付きました。

この春以降、自主管理マンション役員の方とお会いしてお話を聞かせていただく機会が増えました。皆さん工夫と苦労をされ運営をされているのがよくわかりました。マスコミに取り上げられるほど素晴らしい運営をされている管理組合さんもある反面、苦心されながら将来の不安をお話ししていただく役員の方もいらっしゃいます。

その不安とは、会計担当理事が特定の方しか務まらないと感じていて、引き受け手を見つけるのが難しいとお話しいただく方が結構いらっしゃいます。近頃は、会計のみの受託をされている管理会社もあるのでその方法に委ねるのもひとつだと思いますが、それをお望みではない管理組合さんもあるようです。

昨年、分譲マンションの管理組合会計に特化した会計ソフトの開発者と出会って以来そのソフトの使用方法や活用されているマンション管理士さんにお聞きするなど勉強してきました。パソコンでエクセルが使えることが条件となるのですが、水道や駐車場等の使用料を含む管理費の請求書や理事会及び総会の会計資料も作成することができ、とても便利なツールだと感じました。

マンション管理士として先述の問題解決に提案できるひとつであると感じ、発信するグループをつくりました。始めたばかりですが、他府県のマンション管理士さんも良いと思うので話が聞きたいとのご要望もあります。管理組合のみなさまには、実際にこのソフトを使い自主管理マンションのコンサルティングをされているマンション管理士と開発者によるご紹介の場を6月24日13:30からラポール京都で開催することになりました。

ご興味があればご連絡ください。

自主管理マンション会計応援団