高齢者の多いマンションに嬉しい行政施策 | マンション管理士事務所オフィスコメナミ（奈良・京都・大阪）

高齢者の多いマンションに嬉しい行政施策

投稿日 : 2021年5月22日最終更新日時 : 2024年3月25日投稿者 : 米浪義幸カテゴリー : 管理組合運営

大阪府池田市の高齢者に対する施策に
「緊急通報装置の貸与、鍵預りサービス」というのがあるそうです。

ホームページの緊急通報装置の説明図には、
「緊急」「相談」「取消」の３つのボタンとスピーカーがあり、
「緊急」ボタンの説明は、「からだの調子が悪いときなど、非常の時に押します」とあります。
「相談」ボタンの説明は、「健康相談や装置のことをたずねたいときに押します」と記されています。

そして、ペンダント（「ペンダント押しボタン」と記されています。）の絵があり、
室内専用、会話はできませんとのコメントがあります。
通報装置までたどり着けない場合を想定したアイテムのようです。

利用ができるのは、
市内在住６５歳以上のひとり暮らし高齢者及びそれに準ずる方

費用は、
緊急通報装置が月額５００円、
鍵預りが月額５５０円となっています。

この申込窓口は、地域包括センターとなっており、
地域包括センターのその他の施策とのリンクも期待されます。

高齢ご夫婦でも可能のようですし、
同居でも高齢者の方がおひとりになる時間がある場合も可能ならありがたいですね。
高齢者ご本人だけでなく、離れてお住いの親族の方からに申し込みも多いらしいです。

高齢者の多いマンションは一定の築年数であり、
オートロックがないことでこれらの施策には向いているという考え方もないでしょうか。
集会室において住民への説明会を申し込んだマンションもあるようです。