ある会合でこのような質問がありました

管理会社に区分所有者(組合員)名簿の開示を求めたが拒否をされた
どうすればよいのか

管理計画認定制度において、区分所有者名簿及び居住者名簿の備付と定期的な見直しが求められています
それを確認しようとしたことで問題がわかったのでしょうか

管理会社は委託業務の一環として名簿を作成しているものと考えます

すなわち、管理組合のために整備や保管を行うものであり
管理組合からの求めに応じ、開示若しくは提供するべきと小職は考えております

ただ、いろんな理由を付け拒否するケースもあると聞くことがあります

どうしてもうまく進められないのであれば
まず、標準管理規約で規定の「届出義務」についての規定を規約にあるか確認し、
その規定があれば、管理組合に対し提出された届出書面を確認すればいいと考えます

 参考:マンション標準管理規約(単棟型)第31条 届出義務
 新たに組合員の資格を取得し又は喪失した者は、直ちにその旨を書面により管理組合に届け出なければならない。

また、この書面を一覧表にして欲しいと管理会社に依頼するか
理事会でこの作業をされると

少なくともその書面の内容での組合員の名簿が出来上がります

この方法も難しいのであれば
理事会にて、改めて組合員に対する提出を依頼する決議を行い
先述の方法と同様に一覧表にすればよいのではないでしょうか

どのような利用をするかによって、その項目等の内容を精査し
管理組合運営に有用なものにされる機会としてとらえてもいいかもしれませんね

こういった時に
管理組合の立場でアイデアを出してくれるマンション管理士が居れば心強いと思いませんか

管理組合本位でない管理会社への対応や牽制には
マンション管理士の起用も対策方法のひとつです

その他の問題解決や事前に防ぐことへの援助も期待できます